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イールドカーブコントロールを実施している中で指値オペを行うことの意義

2022-03-08 参議院 財政金融委員会

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浅田均

日本維新の会

また今の御発言の中で、私が理解しているYCCという、イールドカーブコントロールというのは短期金利をマイナス〇・一ぐらいにして、長期金利、十年がゼロぐらいになって、それより先がプラスになるというようなカーブを想定、想定って、理解しているんですけれども、それとその今回の指し値オペというのは、何かこれを強固なものにする、あるいは何かこの組合せですね、こういうイールドカーブコントロールをしているさなかに指し値オペをやるという、この二つの関係はどういうふうに整理したらいいんでしょうか。

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黒田東彦

日本銀行総裁

御指摘のとおり、イールドカーブコントロールの下で、短期の政策金利、これ日銀当座預金のごく一部ですけれども、それにマイナス〇・一%の金利を付けると、そして十年物国債金利をゼロ%程度に維持するように国債の買入れを行っていくということによって、超短期と十年の金利というものを設定して、その下で、御指摘のような形で、適切なイールドカーブ、特に十年を超える、二十年、三十年といった超長期債についてはある程度プラスでないとかえって年金基金とかなんかの利回りが大きく低下したりすると、それが消費者のコンフィデンスに影響したりするマイナスもあり得ますので、超短期のマイナス〇・一%、そして十年のゼロ%程度というところ...