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本年2月に日本銀行が実施した指値オペの目的と期待した効果

2022-03-08 参議院 財政金融委員会

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浅田均

日本維新の会

日本維新の会、浅田均でございます。今、大塚委員の質問を聞いていまして、ソ連、ロシアがウクライナに侵攻した、侵略していると、これに対するそのカウンターアタックですね、こういうやり方があるんではないかというお話を聞いておりまして、まさしく、その何か、まず流動性を止めると。その後は、ソルベンシーですよね、弁済可能であるかどうかというところを止めてしまうというのがカウンターアタックとして有効ではないのかというお話を聞いておりまして、私は、まあ二年前からコロナに私たちは攻められていて、コロナが攻めてきて、我が国あるいは世界の経済に起きたのと同じようなこと、順次いろいろなことが起きてきて、私たち困っている...

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黒田東彦

日本銀行総裁

御案内のとおり、日本銀行は、いわゆるイールドカーブコントロールの下で十年物金利がゼロ%程度で推移するように必要な国債の買入れなどを行っているわけですが、その際、このゼロ%程度という長期金利についてはプラスマイナス〇・二五%、この幅で変動するということは想定していたわけです。ただ、そうした下で大幅な金利上昇が起こったりした場合には、一定の利回りで金額の制限なしに国債を買い入れるという指し値オペ、あるいはそれを連続して行う連続指し値オペなどの手段を持っているわけですが、先月十四日には御指摘の指し値オペを実施したわけです。これは米国の長期金利上昇の波及に伴う我が国の国債金利の上昇圧力を抑制するためで...