山本博司
公明党
二〇二三年十月からは、事業所が品目ごとに消費税率を記載をするインボイス制度が正式に導入をされるわけでございます。インボイスを見れば、売上げと品目ごとの消費税が一目瞭然となり、国に納める消費税がはっきり分かり、事業者間の税負担の公平になるわけでございます。また、我が国の中小企業の経理事務は手作業で行われることが多いので、インボイス導入と同時に受発注業務の電子化が進む見込みとなり、この準備が進むことが求められると思います。しかしながら、電子帳簿制度の進捗を見れば、まだまだ理解が進んでいるとは言えません。こうした状況の中で、予定どおりに来年十月からこのインボイス制度を実施することでよいのか、インボイ...
大家敏志
財務副大臣
インボイス制度は、複数税率の下で適正な 課税を行うために必要なものとして、令和五年、二〇二三年十月から始まることとなっています。円滑な移行を図る観点から、軽減税率制度の実施から四年間の準備期間を設けるとともに、移行後も六年間、免税事業者からの仕入れであっても一定の仕入れ税額控除を認めるなど、事業者の準備や取引に与える影響を緩和するための十分な経過措置を設けております。また、令和三年度補正予算においては、IT導入補助金により、インボイス制度も見据えた中小・小規模事業者のデジタル化による事務負担の軽減や、持続化補助金により、インボイス発行事業者となる小規模事業者の販路開拓なども支援をすることといたし...