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いわゆるドーマーの定理に対する財務省の評価

2022-03-16 参議院 財政金融委員会

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浅田均

日本維新の会

私たち日本維新の会は、できるだけ当初予算でやるべきであって、何か本来その当初予算に入れるべきものを十五か月予算とか言って補正で上げて、まあ僕らに言わせると筋が悪いと思うんですけれども、大臣もそういうふうに感じておられるような印象を受けるんですけどね。だから、十六か月予算とか十五か月予算とか、税は十二か月なんですから、それに合わせて、補正はできるだけもう今大臣がおっしゃったような条件の下でしか組まないと、できるだけ見通しを立てて当初予算の中に必要な予算は放り込むというふうな方針で大臣におかれましてはこれからも臨んでいただきたいと思います。それでは次の質問でありますが、関連しての質問になりますが、...

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鈴木俊一

財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)

先生からお話ございましたドーマー条件とは、プライマリーバランスが赤字である中で債務残高対GDP比が安定するには成長率が金利よりも高くなければならないという学説であると、そういうふうに理解をいたしております。しかし、これまでの約四十年間データを見てみますと、名目金利が名目成長率を上回っている年の方が多いところでもありまして、また将来についても名目成長率が名目金利よりも高くなるかについて確たることを申し上げることは困難であると、こういうふうに思ってございます。そこで、財務残高対GDP比をコントロールするための重要な指標として政策的経費は税収で賄うというプライマリーバランスがあり、まずはその黒字化の...