Clips|国会を、おもしろく。
header
screenshot

ESG投資による効果の計測及び検証に係る今後の取組

2022-04-14 参議院 財政金融委員会

face

牧山ひろえ

立憲民主・社民

グリーンウオッシュを防止するために、EUはサステナブルファイナンスの法制化を進めているようです。鍵となるのは、グリーンと非グリーンの分類を明確化する、これをタクソノミーと呼びますが、このタクソノミーとサステナブル金融に関する情報開示規制です。これらのESG投資の先進地域の取組はやはり積極的に参考にすべきだと思うんですね。今までの内容はESGという分類、言わば看板に関することですけれども、ESG投資の結果の検証、すなわちファンドに投じた資金がどう社会問題の解決につながるのか、投資家には判断しづらいと指摘されています。ファンドが環境や社会問題の解決にどの程度寄与しているのか、そして、ESG投資の効...

face

鈴木俊一

財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)

投融資などを通じた環境や社会課題の改善への効果の把握、これは脱炭素等の社会的課題への対応が急務となる中で重要性が高まっていると考えております。一方で、こうした効果の計測については、牧山先生御指摘のとおり、具体的にどのような指標で計測することが適当か、指標の実績データをどのように収集していくかといった様々な課題が指摘されているところであります。金融庁においては、こうした指摘も踏まえまして、関係省庁と連携し、ソーシャルボンドに関して社会的効果を測定する指標集の案を今年の年央をめどに公表できるよう作業を進めております。インパクト投資に関する勉強会を開催し、実務的な課題について議論を進めるといった取組...