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日本の国際競争力の低下に対する大臣の認識

2022-05-17 参議院 文教科学委員会

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伊藤孝恵

国民民主党・新緑風会

玉木の名を三度も出していただいて、ありがとうございます。建設国債も、受益と負担で考えると、今の国民のみならず将来世代の国民も橋や道路は使うので、受益者と負担者というのがバランスしているというのが考え方だと思います。この教育もそうで、教育費を、教育を授けてもらって、その方々が学んで、そして働いて納得する納税者になるというところでは、受益者と負担者、バランスがされているんじゃないか、そういうことを言わせていただいたわけです。この平成の三十年間、国家予算は一・七倍になりました。社会保障費は三・三倍になりました。ただ、この教育、科学技術への投資、ずうっと五兆円台。何度か六兆円台になりましたけども、さし...

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末松信介

文部科学大臣

凋落というお言葉を先生御使用になられまして、私もこの凋落という言葉をよく使っております。我が国の研究力、例えば論文数の指標を見ますと、もう先生御承知だと思うんですけれども、近年、主要国と比べて相対的に低下している状況にありまして、この状況に歯止めを掛けて研究力を強化していくということが喫緊の課題であるという、そういう認識に立ちました。二〇〇七年から二〇〇九年の論文数も、第三位であったのが、日本が今四位になりました。トップ一〇%の補正論文数は、五位であったのが、二〇〇七年―二〇〇九年、五位であったのが、実に十位まで下がってしまったということであります。こうしたことは、ほかにも指標、比較する指標が...