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急施の防災事業の創設時に農業用用排水施設の豪雨対策を対象としなかった理由

2022-03-29 参議院 農林水産委員会

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須藤元気

各派に属しない議員

こんにちは。無所属の須藤元気です。まずは、急施の防災事業の拡充についてお聞きします。実は私、昨年、思い立って防災士の資格を取りました。資格を取る際に三百人ほどいる三日間のセミナーに参加したんですが、たまたま隣に座った席が、僕の参議院会館の隣の隣の部屋の山下雄平議員でした。私は、やはり人生にたまたまはないと信じていますので、国会議員も防災に対して意識を向けていかなければいけないタイミングなんだなと思っております。さて、そんな防災対策ですが、現行の土地改良法では急施の防災事業の対象は地震対策のみであったところ、今回の改正により豪雨対策も追加されることになりました。昨今、世界的な気候変動も相まって、...

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牧元幸司

農林水産省農村振興局長

お答えを申し上げます。平成二十九年改正でこの急施の防災事業というのができたわけでございますけれども、その時点では、この平成二十三年の東日本大震災を始めといたしまして、平成二十六年の長野県北部地震、また平成二十八年の熊本県地震というようなことで、大規模な地震が頻発しておりました状況の下で、地震大災害への備えを強化することが喫緊の課題であったというようなことから、この急施の防災事業が措置をされたというふうに承知をしております。その後、この平成三十年の七月豪雨、また令和元年東日本台風など豪雨災害の頻発化、激甚化が近年顕著になったということで今回改正をお願いしているということでございます。委員今御指摘...