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農福連携の制度やその効果に関する認知度の向上に向けた取組状況

2022-04-05 参議院 農林水産委員会

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須藤元気

各派に属しない議員

大臣、ありがとうございます。さて、ここからは、実際に地方でのヒアリングを基に質問をさせていただきます。私の同期である大分県出身の安達澄議員が、地元でいろいろと現場の声や要望を集めてくれました。大分県では農業非常事態宣言というものが出ており、農業が非常事態、危機的状況に陥っているようです。その解決策の一つとして、この農福連携を生かしていけないかということで、私も一緒に勉強をさせてもらっています。さて、地方自治体では、行政も農福連携のためにセミナーを開催するなど努力しているものの、なかなか人集めに苦労しているようです。福祉側の参加者は多くても、農業側、つまり生産者を集めるのに特に苦労しているようで...

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下野六太

農林水産大臣政務官

お答えいたします。農福連携に取り組む農業者の中には、障害者が農業生産活動に参画しやすくなるよう、生産工程や作業体系について細分化や見直しを行った結果、生産の拡大など、農業経営の発展につなげている事例も見受けられるところですので、農林水産省では、農福連携を生産者の皆様に広く知っていただくとともに、このようなメリットを感じていただけるよう、積極的に優良事例の周知とその横展開をしっかりと図っているところであります。具体的には、静岡県の農業法人京丸園株式会社では、一連の作業工程を細分化し、それぞれの作業を標準化するとともに、誰もが作業を行える器具の開発、作業指示の明確化、作業の難易度別による区分といっ...