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中国による日本産農林水産物・食品の輸入規制の現状及び緩和に向けた取組

2022-04-07 参議院 農林水産委員会

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熊野正士

公明党

ありがとうございます。果樹大国の和歌山では、ミカン以外にも、生産量日本一の柿、それから梅、また第五位の桃の輸出にも力を入れていると聞いています。例えば柿も、カイガラムシという病害虫のために、輸出に対し植物防疫が課題に挙がるということでした。国として、この植物防疫の課題、更なる支援をお願いしたいというふうに思います。次の質問です。中国への輸出に期待する方、非常に多いんですけれども、現状としては、福島原発事故以降、新潟米を除く十県の食品や全国の青果物等が輸出禁止になっています。品目によっては、産地証明書や放射性物質検査証明書があれば輸出可能のものもあるということですけれども、この制度を活用した輸出...

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渡邉洋一

農林水産省輸出・国際局長

お答えをいたします。現在、中国でございますけれども、委員御指摘のとおりでございまして、福島県など九都県の全ての食品の輸入が停止と。新潟県につきましては、米を除き、やはり輸入の停止という状況でございます。また、今申し上げました十の都県以外の食品につきましては、放射性物質の検査証明あるいは産地証明が求められております。水産物や加工食品につきましては、これら証明書を添付して輸出が可能ということで実際輸出行われておりますけれども、野菜、乳、茶葉、果実などにつきましては、検査証明の内容をどうするかということがまだ合意されていないということになっておりまして、事実上、輸入が停止されている状態でございます。...