須藤元気
各派に属しない議員
〇・〇三%ということで、たったそれだけしかないという現実があるわけですが、有機酒類を増やしていくためには、やはり原材料である有機農産物を増やしていかなければいけません。日本酒であれば酒米、芋焼酎であればサツマイモ、麦焼酎であれば大麦などです。そこでお聞きしますが、この原材料生産者である農家や酒造メーカーに、有機酒類の促進を図るべく、何らかの啓蒙や協力、あるいはサポートなどなさっているのでしょうか。もししていないのであれば、今後何か計画はあるのか、お聞かせください。
田村公一
国税庁長官官房審議官
お答えいたします。有機酒類は、他の有機加工食品と同様に、原材料の九五%以上に有機原材料を使用する必要がございます。例えば、有機日本酒を造るためには有機 JAS認証を受けた有機米が必要となることから、有機原材料を安定的に確保することが重要と認識をしてございます。こうした認識の下で、国税庁では、酒類製造者に対し、有機酒類の製造に係る技術的な相談に対応するなど、独立行政法人酒類総合研究所と連携いたしまして、醸造技術の向上に努めているところでございます。委員御指摘の有機酒類の振興を図る観点からの今後の取組につきましては、国税庁といたしまして、新市場の開拓を目的とした補助金がございますけれども、こちらの活...