熊野正士
公明党
ありがとうございます。引き続き有機農業の生産性向上の研究を進めていただいて、その情報発信にも努めていただきたいと思います。次に、みどり戦略の推進のためには耕畜連携が重要と思います。みどり戦略本部での意見交換会でも耕畜連携に期待する現場の声が多かったと承知をしております。耕畜連携は耕種農家と畜産農家にまたがりますので農産局と畜産局の連携が必要になりますけれども、どちらが責任を持って取り組むのかというと、曖昧な部分もあるかなと感じています。取組を進めるためには省として責任体制を明確にしていただく必要があると思いますけれども、いかがでしょうか。
下野六太
農林水産大臣政務官
お答えいたします。委員御指摘のとおり、耕畜連携により家畜排せつ物由来の堆肥を活用して土づ くりを行い化学肥料の低減を進める取組は、環境負荷の低減に重要です。農林水産省では、畜産農家に対し、高品質堆肥の生産や商流拡大のための専門家による指導やペレット堆肥等の製造施設の整備を支援するとともに、耕種農家に対し、土壌分析に基づく堆肥の活用や堆肥の散布に必要な機械の導入等を支援しているところであります。委員御指摘のとおり、省内の担当部局は分かれておりますけれども、畜産部局と耕種部局の連携をしっかりと強化をしていきながら、農林水産省一体となって堆肥の利用拡大による化学肥料の低減を図ってまいりたいと思います。