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食料自給力の向上を図るため種子の国内安定供給を確保する必要性

2022-04-21 参議院 農林水産委員会

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須藤元気

各派に属しない議員

分かりました。ありがとうございます。四月十七日に岸田総理が石川県に行かれて地元の方々と懇談され、総理は食料自給率を上げていくということをおっしゃいました。それもとても大事なことですが、もっと大事なこととして、自給率よりも食料自給力こそ大事であると思います。食料自給力とは、我が国農林水産業が有する食料の潜在生産能力を表すものです。農水省は、平成二十七年三月に閣議決定された食料・農業・農村基本計画において、初めて食料自給力の指標化を行いました。そこで、食料自給力の観点から種子について考えてみると、我が国はかなりの種を輸入に頼っていますが、これは食料安全保障の観点から危険だと私思います。それに農水省...

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中村裕之

農林水産副大臣

お答え申し上げます。議員御関心の食料自給力指標は、我が国の農地、農業者等を最大限活用した場合にどれだけの食料を供給できるかを試算したものでありまして、具体的試算に当たっては、農地面積、農業就業者数、単収のデータ等を用いておりますけれども、御指摘にあったとおり、種子等の生産資材は十分に供給されるという前提で、その前提に基づいて試算をしているところであります。現在、麦、小麦、あっ、稲、小麦、大豆等の種子はほぼ全てが国産でありまして、また、野菜の種子については、日本の種苗会社が日本市場向けに開発した品種を海外で生産しており、約一年分が国内に備蓄されていることによって安定供給が図られているところであり...