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電力システム全体における蓄電技術の可能性

2022-02-02 参議院 資源エネルギーに関する調査会

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杉久武

公明党

公明党の杉久武と申します。本日は、三人の参考人の先生方、貴重な御意見をいただきまして大変にありがとうございました。勉強になりました。時間も限られておりますので、手短に質問をさせていただきたいというふうに思います。私の方からは、三人の参考人の先生方に、今日は電力に焦点を当てた御質問をさせていただきたいというふうに思います。先ほど、電力構成のグリーン化というお言葉も出てまいりました。やはり安定した電力供給というものを確保していくことは、国民生活や産業にとって非常に重要なポイントだというように思います。やはり電力の安定供給のためには、やはり電力の需要と供給のバランスをどう図っていくのかということが大...

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吉野彰

国立研究開発法人産業技術総合研究所ゼロエミッション国際共同研究センター長

私の講演でもちょっと触れましたように、日本の場合は北海道と本州がまともなケーブルでつながっていませんねと。それから、これは明治維新の名残なんですけれども、東日本五十、西日本六十、同じ本州の中でね。で、三・一一のとき大問題になりましたよね。そういったことも踏まえて、非常にローカル的な蓄電のシステムが特に日本の場合は必須だと思っております。ただし、風力にしても太陽光発電にしても、それ自身でやっとこさ商用電力のコストに辛うじて合格するぐらいのところだと思うんですよね。そこに新たな蓄電システムが要りますよとなったら、もうコスト的に絶対無理です。ということで、御提案させていただいたように、まずは電気自動...