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グレーアンモニアを用いるアンモニア混焼火力発電を推進することの問題点

2022-05-10 参議院 経済産業委員会

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岩渕友

日本共産党

今答弁にあったように、二〇三〇年度時点で約三百万トンの国内需要を見込んでいると。それで、事前に少しレクを受けて聞いている中身でいうと、大規模な石炭火力発電所で二〇%混焼をした場合、一基、百万キロワットにつき年間約五十万トンだと。で、三〇年時点で六基から十基程度の二〇%混焼を見込んでいるというふうに回答があったんですね。資料の一を御覧ください。これ、経産省の見通しでは、二〇三〇年でも、この黄色い部分ですけれども、二〇%混焼の開始というふうにあります。開始といっても、先ほどお話をしたように、僅か六基から十基程度の見込みだということなんですよね。アンモニアを合成する方法も、製造についても、ハーバー・...

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萩生田光一

経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)

日本国内の排出については、既に二〇一三年度をピークに排出量を削減しており、パリ協定の一・五度努力目標とも整合的な形で二〇三〇年度四六%削減という野心的な目標を掲げ、その一環として国内火力発電の燃焼時のゼロエミッション化に向けたアンモニア利用を推進しています。こうした日本国内でのアンモニア利用を二〇二〇年代後半、つまり二〇二五年以降にも実用化することを目指しており、その際に、化石燃料由来のアンモニアを製造する場合、製造国でCO2を排出することとなりますが、世界全体での二〇二五年以前のピークアウト、二〇五〇年カーボンニュートラルの実現に貢献するためにも、より効率的なアンモニア製造技術や再生可能エネ...