矢田わか子
国民民主党・新緑風会
ありがとうございます。サハリン1、2の権益維持していくと、昨日も大臣に対しての質疑の中で確認しているわけなんですが、先生もおっしゃったとおり、途絶リスクというんですか、万が一向こうからもう出さんわと言われたらどうしはるんですかというようなことも含めて私も考えなければいけないかなと思っています。ちょっといろいろ聞きたいんですが、また機会があればお願いしたいと思います。続いて、佐々木先生ですね、水素エネルギーの専門家ということでもあるので是非教えていただきたいんですが、二十年以上も前から水素エネルギーを動力とするFCVの開発が行われてきました。日本ではトヨタとホンダですね、乗用車の搭載に成功して、...
佐々木一成
九州大学副学長・水素エネルギー国際研究センター長
これよく、そういう水素自動車の普及が遅いということでお叱りをいただくんですけれども、技術開発をしている人を知っている身から見ると、実はこの水素自動車の開発ってすさまじいことをやっています。つまり、五年ごとぐらいにモデルチェンジするんですね、皆さん車を替えられるとそうだと思いますけど、その五年ごとのモデルチェンジに、要は一桁たくさん造る技術開発、生産技術開発もしながらやっているんですね。ですから、なかなか大量に安く水素自動車を造るというのにやっぱり時間が掛かる。大体トヨタさんに言うんですけど、プリウスの開発ペースとほぼ同等かそれ以上ぐらいのペースでやって、でも今の状態です。なので、そこは技術者の...