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消費者の適正な判断をゆがめるステルスマーケティングへの対応

2022-05-11 参議院 消費者問題に関する特別委員会

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安江伸夫

公明党

是非、引き続きの取組をお願いします。ちょっとテーマ変わりまして、今度はステルスマーケティング、いわゆるステマの問題についても指摘をさせていただきたいというふうに思います。先ほども大野委員の話の中でもこのステマの問題について触れていただいたところでございますが、特に、本年初頭には、ティックトックの日本法人がインフルエンサーに二年半で七千六百万円の報酬を支払ってステマを行っていたことが報道され、世間の注目を集めたところでございます。このステマによって、報酬を目的とした虚偽ないし誇大なレビュー等が行われ、消費者の適正な判断がゆがめられている、こうした問題がございます。今やネット上のいわゆる口コミ、レ...

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片桐一幸

消費者庁審議官

お答えいたします。消費者に宣伝と気付かれないようにされる宣伝行為であるステルスマーケティングにつきましては、一般消費者の自主的かつ合理的な選択をゆがめる可能性のあるものであり、昨今のSNSや口コミサイトにおけるレビューの影響力はより一層大きくなる中で、大きな問題となっているというふうに考えてございます。他方で、現行の景品表示法でございますけれども、これ優良誤認表示等に該当しない限りステルスマーケティング行為自体には対応できないものというふうに認識してございます。このため、消費者庁が設置したアフィリエイト広告等に関する検討会の報告書におきまして、ステルスマーケティングの実態を把握するとともに、そ...