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病床削減計画を含む今後の医療制度の在り方

2022-03-08 参議院 予算委員会公聴会

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小池晃

日本共産党

ありがとうございます。先ほど私、和田公述人述べられた二〇一〇年の新型インフルエンザ総括会議の中身は、感染症に対応する医療体制の強化ということもあそこでは言っていたんですよね。その点でいうとどうかということでいうと、昨年第六波に備えて政府が確保した病床は四万六千、うち一万五千は公立・公的病院だったわけです。しかし、地域医療構想の名で四百三十もの病院の統廃合が計画が進んでいる、それから急性期病床は二十万床削減するという計画があるわけですね。こういう状態、これ、しかも、この削減計画というのは新型コロナパンデミックの前に計画されております。やっぱりこれだけコロナで深刻な病床の逼迫が生じたわけですから、...

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和田耕治

国際医療福祉大学医学部公衆衛生学教授

ありがとうございます。やはり、病院の経営で見ていくと、常に病床稼働率八五ぐらいないと、なかなかもう利益もといったところがあって、非常に厳しい状況があります。その中において、やはり今回のような新型コロナもでしょうし、やはり国内においては災害も非常に多いということを考えると、少しこう、余裕といったらあれなんですが、少し残せる機能といったものは残しながらいかなければ、やはりこういった事態に、救える命が救えないといったことがあるんだろうというふうに考えております。まだちょっとこの先がどうなるか分かりませんが、まさに議論は継続していく必要があるというふうに考えておりますが、削減一辺倒ではないやり方が必要...