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公共投資を減らしたことで低い水準となっている建設産業の賃金の引上げに向けた取組状況

2022-03-28 参議院 決算委員会

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足立敏之

自由民主党・国民の声

ありがとうございました。次のパネルをお願いしたいと思います。このパネルは、横軸がこの二十五年間の公共投資の伸び、縦軸はGDPの伸びであります。日本は公共投資が半減していますので、横軸〇・五の位置にあります。この図を見ましても、公共投資を進めてきた国は経済成長をしておりますけれども、公共投資をおろそかにしてきた国につきましては経済成長できていないということが明らかだと思います。日本は、公共投資を減らし、GDPも先進国の中で珍しく伸ばすことができておらず、その結果、賃金レベルも低い水準になっているというふうに考えます。一方、建設産業の賃金について見たいと思います。このパネルに示すとおりでありまして...

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斉藤鉄夫

国土交通大臣

足立敏之委員御指摘のとおり、日本の建設産業の賃金水準レベルは低いと、このように思っております。したがいまして、九年前より国土交通大臣と建設業四団体のトップが定期的に直接意見交換を行うなど、官民一体となって賃金引上げ、取組を行ってまいりました。そして、直近六年間で年平均二・七%の賃金上昇を実現しました。しかし、建設業の賃金は他産業に比べまだまだ低い水準にあり、賃金引上げの取組はまだ道半ばであると、このように感じております。このため、昨年十二月の各界代表によるいわゆる転嫁円滑化会議、正式な名前はパートナーシップによる価値創造のための転嫁円滑化会議でございますが、この会議において、私から、民間発注者...