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歩道と車道間の段差を解消する「ゼロセンチ段差」を国の基準に追加し普及させる必要性

2022-04-25 参議院 行政監視委員会国と地方の行政の役割分担に関する小委員会

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高瀬弘美

公明党

ありがとうございます。年内に具体的な方針を決めていただけるということでありますので、しっかり地方の意見を聞いていただきながら御対応いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。続きまして、国と地方の役割分担の中で、国が基準を示して地方が条例等で独自の基準を決めることができるもの、こういうもの大変多いわけでございますが、これについて伺いたいと思います。まず、今日お配りさせていただきました資料を御覧ください。これは江戸川区が作成をしております「段差ゼロへの挑戦」という資料になります。この資料一ページ目の左の方に、旧来の歩道巻き込み部の写真、二センチ段差というのがございます。これはどういうものか...

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木村次郎

国土交通大臣政務官

お答えいたします。バリアフリー法に定める特定道路におきましては、国土交通省令により、横断歩道と歩道の境界部分に高さ二センチメートルを標準として段差を設けることとされております。自治体が管理する道路につきましても、この省令を十分参照した上で、各自治体が条例で基準を定めることとされております。この二センチメートルの段差は、車椅子使用者が困難なく通行でき、かつ、視覚障害者の方が歩車道境界を白杖や足により容易に認知できるようにするため設けられるものであります。しかしながら、車椅子使用者や高齢者等の通行には段差や高低差がない方が望ましいなどの御意見もあることから、江戸川区を含みます一部自治体におきまして...