勝部賢志
立憲民主・社民
文部科学省にも来ていただいていると思いますが、この子供の貧困が、子供の健全な育ちや、あるいは、学習機会の確保、その子の将来にどのような影響を与えるというふうにお考えか、お答えください。
出倉功一
文部科学省大臣官房審議官
お答えいたします。委員からも御指摘がありましたように、我が国の子供の貧困率は平成三十年時点で一三・五%となっておりまして、沖縄県では県独自の平成二十七年度の調査によりますと二九・九%と、こういうことになってございます。貧困にある家庭では様々な要因によりまして体験活動や学習の機会が得られにくいこともあって、全国学力・学習状況調査の結果でも、家庭所得等の社会経済的背景が低い児童生徒の方が平均正答率が低い、こういう傾向が見られているとこ ろでございます。また、生活保護世帯の大学等進学率が全世帯平均の半数以下にとどまるなど、家庭の経済状況が子供の教育環境を介しまして貧困の連鎖を招く、こういうことも懸念さ...