宮沢由佳
立憲民主・社民
野田担当大臣からは、一元化、そして司令塔、主導、そういった言葉が何度も出てきております。では、お聞きします。こども家庭庁法案は、厚生労働省や内閣府の業務を多く引き継ぐ一方、幼稚園は文部科学省から移管されない、長年議論されてきた幼稚園と保育園の縦割り解消の幼保一元化、これは実現されません。そこで、まず幼保一元化の意義について伺います。大臣は、幼保一元化、どのようなメリット、またデメリットがあるとお考えでしょうか。
野田聖子
内閣府特命担当大臣(少子化対策・地方創生・男女共同参画)
お答えします。幼稚園、保育所、認定こども園の所管省庁を一元化することで子供政策を一元することができるのではないか、そして行政コストの重複をなくすことができるのではないかとい った御指摘もせんだっていただいたことを承知しています。他方で、教育など文部科学省が担う学びに係る行政から幼稚園の所管のみを切り出すことは、就学前教育と小学校以降の教育の間に新たな縦割りを生むことになると考えられます。教育など学びに係る行政と児童福祉など育ちに係る行政とは相互に近接する側面はありますが、それぞれの目的を追求する中で、それぞれの専門性を高めつつ、相互にしっかり調整して密接に連携する方が、政府全体としての施策の充実...
宮沢由佳
立憲・山梨
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