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令和3年産米の価格下落の農業経営への影響

2022-03-08 参議院 農林水産委員会

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舟山康江

国民民主党・新緑風会

まさに生活できる所得、賃金、どうやって確保していくのかと、これ本当に大きな問題だと思っています。農業、とりわけ土地利用型農業に関しましては、これ多分、世界どこの国も、特に先進国は、単なるその競争原理ですね、市場価格だけではなかなかその生活できる賃金、所得がないということで、様々農業の多面的な役割に注目をして、直接支払をしたりとか、それから持続可能な経営のための支援を行っていると。この今のコロナ禍におきましても、価格の低下等に対してかなり具体的に大胆な経済支援をしている国がたくさんあると、こんなふうに思っております。そういう中で、やはり私はその農業の持続性ですね、これは後でまた触れますけれども、...

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金子原二郎

農林水産大臣

昨年、令和三年産米の相対取引価格は、全銘柄平均の出回りから一月までの価格が六十キログラム当たり一万二千九百五十七円と、前年度より千五百七十二円低くなっています。これによりまして、令和三年産米の収入額は、十アール当たり十万六千三百六十三円と、令和二年産の十二万五百四十六円から減少しているところであります。一方、米価の価格が下落し農業収入が減少した場合にはナラシ対策や収入保険という収入補填の制度があり、これらが支払われるまでの資金不足に対しては無利子融資を用意しております。また、昨年十月には、コロナによる需要減に伴う民間在庫の増加に対しまして、令和二年産米を対象とした十五万トンの特別枠の設定や、長...