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法定審理期間訴訟手続を創設することに伴う弊害の有無

2022-04-28 参議院 法務委員会

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川合孝典

国民民主党・新緑風会

国民民主党・新緑風会の川合孝典と申します。お三方の参考人には大変貴重なお話を頂戴しまして、ありがとうございました。私から、まず国府参考人に対しまして質問させていただきたいと思います。今回のいわゆる法定審理期間訴訟手続に関する話でございますが、この件に関しまして、この期間を限定することのいわゆるメリット、デメリットが様々議論されておりますが、メリットとして考えられることですが、訴えられた被告の側にも裁判をできる限り早く終わらせたいというニーズがあるということを、よくそういうお話を耳にします。原告と被告が合意の上で、お互いに一定期間内でこの裁判を終わらせることを求める手続があるということ自体は、こ...

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国府泰道

弁護士

御質問ありがとうございます。今言われた、当事者のニーズがある、で、当事者が合意する、だからそれはそれでいいんじゃないかということなんですが、実際の裁判では、何というのかな、訴訟の当事者になられる方というのは、皆さん自分が勝つと思っているんですよね。裁判官という非常に特殊、専門的な方が自分の訴えを聞いてくれたら、必ず自分の言っていることは分かってもらえるはずだと。だから、裁判所行ったら、全て自分の主張は通って、自分は勝てるはずだというふうに思っている方が多いです。他方、勝てる裁判をやるんだったら、それは短い、期間は短いにこしたことはない、これ誰だって早い方がいいと考えます。ですから、そういう場合...