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藻場やマングローブの再生といったブルーカーボンに係る取組の今後の可能性

2022-02-16 参議院 国際経済・外交に関する調査会

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宮崎勝

公明党

公明党の宮崎と申します。よろしくお願いいたします。今日は参考人の皆様、大変に貴重なお話、ありがとうございました。最初に、植松参考人にお伺いしたいと思います。ブルーカーボンのお話をお聞きしたいと思うんですけれども、私、昨日、東京湾の水環境の再生のためにアマモを、いわゆる海草のですね、アマモを再生すると、藻場を再生するという取組を視察させてもらったんですが、やはり、これから温暖化対策としてブルーカーボンというのが結構注目をされておりますけれども、藻場とか干潟とかあるいはマングローブとか、そういったところが吸収量として算定できるかどうか今研究が進んでいるというふうに伺っておりますけれども、このブルー...

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植松光夫

埼玉県環境科学国際センター総長/東京大学名誉教授

御質問ありがとうございます。藻場が増えるとどうなるかということもあります。一見、短いタイムスケールで見ると、藻場が増えるということは、二酸化炭素を吸収して有機物ができる、で、二酸化炭素を下げるということになるんですが、どれだけ藻場が長生きしているか。意外と短い、サイクルが短いということで、最終的には絶対量がどれだけその海域に存在するかということに懸かってきます。ですから、藻場があってもずっとそれが増え続けるわけじゃないというところが注意すべきだと。腐ったときには貧酸素状態になるということも含めて、ちょうどそのバランスというのが大事かと思います。以上です。