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EUの新たな共通農業政策等を参考にした有機農業の拡大に向けた具体的取組の検討状況

2022-04-12 参議院 農林水産委員会

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熊野正士

公明党

ありがとうございました。今御説明いただきましたEUの次期CAPですかね、が二〇二三年一月から二〇二七年、五年間で有機農業などの環境配慮型農業の推進を柱としてということだったと思います。総額で、報道では約五十一兆円の支援をこの五年間で行うということのようでした。昨年の当委員会で、五月十八日に、須藤委員の方から御質問がありまして、それに対して農水省から、有機農業の大幅な拡大に向けて、EUを含め、海外の施策も参考にしながら、どのような取組が有効か検討をし、必要な取組を積極的に進めてまいりたいと考えていると、そのような答弁があったところであります。今、EUの次期CAPのこともお話、説明ございましたが、...

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下野六太

農林水産大臣政務官

お答えいたします。委員から御指摘のありましたEUなどの海外の有機農業関連施策について、農林水産省では、平成三十年度から令和二年度にかけて、農林水産政策研究所の委託研究として、世界の有機食品市場の動向等をテーマに研究を進め、本年二月には本研究に関わった研究者やドイツの研究者によるシンポジウムを開催するなど、施策の分析に取り組んでまいりました。その中で、例えばEUにおきましては、当初の二〇〇〇年頃は、農業生産現場である川上の支援のみを行っておりましたけれども、その後、二〇〇五年以降には、学校給食での有機食品の活用や市場開拓などの川下までも含めた総合的な支援に政策を拡充することにより、有機農業を大幅...