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再エネの出力抑制の頻発が再エネ参入の抑制につながりかねないことへの政府認識

2022-04-20 参議院 資源エネルギーに関する調査会

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山添拓

日本共産党

元々、市場価格は安定しているだろうという前提があったかと思うんですね。その下で、FIT市場の価格を一般の卸売市場とも連動させると、そういう制度設計になっていたはずです。今回のような高騰ぶりというのは想定されていなかったことでもあろうと思いますので、こういう連動の仕組みそのものが問題だという仕組みもされておりますから、やはり現下の異常な価格高騰を受けて、支援する仕組みも含めて検討いただきたいと思います。次に、今月になって四国電力、東北電力、中国電力が再エネの発電制御を求める出力抑制を行いました。これも資料二十四ページにあります。九州電力に続く措置です。対象となった発電所の種類と箇所数をお示しいた...

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茂木正

資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部長

まず、御指摘の再エネの出力制御でございますけれども、四月九日に四国電力エリアでこれ太陽光及び風力発電で八十三件、それから四月十日の東北電力エリアで二十一件の出力制御が発生しております。出力制御につきましては、まずは地域内の火力を最大限に出力抑制をしまして、揚水発電等で需要をつくるということをまず行います。次に、地域間の連系線を通じまして余った電力をほかの地域に送電するという措置をとります。それでもなお供給が需要を上回る場合には初めて再エネの出力制御をするということです。このように出力制御が発生するというのは、停電等を防止して電力システム全体の安定供給を支える、需給バランスを保つために必要なもの...